こんにちは、プロコーチの伊藤豪です。
誰でも、初対面の人や親しくなったばかりの人と接するときは、わがままを言わず、丁寧に、気を使って接します。
なので、人間関係は、いい状態に保たれます。
ですが、ある程度親しくなると、接し方が雑になったり、わがままになったり、気遣いをしなくなったりして、せっかく親しくなったのに、仲が悪くなってしまうことがあります。
仲が悪くなるまではいかなくても、牽制し合ったり、変に相手を意識し合ったりする、微妙な関係になってしまうことがあります。
意外とよく見かける、残念な光景です。
堅苦しい言い方ですが、人間関係には、「人間関係のルール」があります。
「『人間関係のルール』とはこういうものだ」というような、厳密なものがあるわけではありませんが、人と接するときに、何も考えずに接している人はいません。
「この人に対しては敬語を使おうかな?」「今は相手が話しているから、自分の意見を言うのはやめておこうかな?」などと考え、接し方を決めています。
これは、何かしらの一定の規則(ルール)に則って接しているということです。
また、「失礼のないように接する」「相手を傷つけないように接する」「相手を尊重する」等、何かしらのルール、暗黙のルールのようなものに則って、人と接したりもします。
人間関係をいい状態にするためには、この「人間関係のルール」を、「いい人間関係が維持できるルール」にする必要があります。
そして、お互いが、それに則って相手に接する必要があります。
何も考えずに接するのではなく、そのような「人間関係のルール」を意識して接する必要があるのです。
あなたは、普段、周りの人に対して、どのように接していますか?
周りの人との人間関係は、理想的な状態ですか?
もし、理想的でないなら、もしくは、もっといい状態にしたいなら、あなたが考える、理想的な人間関係の状態をイメージしてみてください。
その状態にするためには、あなたは、どのように相手に接する必要がありますか?
それを良くイメージしてください。
そして、そのように接し続けることによって、人間関係が良くなっていくのをイメージしてください。
そして、そのように人間関係をいい状態にすることができる自分を誇らしく思ってください。そのような行動を楽しんでください。
このようなビジュアライゼーションを続ければ、人間関係は良くなります。
ポイントは、相手の在り方を変えようとするのではなく、自分を変えることです。
まず、自分が変わる。相手にいい影響を及ぼせるような人間になる。
それが重要です。
人間関係は、幸福を考える上で、とても需要なものなので、興味がある人は、是非試してみてください。