自己実現コーチ 伊藤豪

幸福に必要なのは「社会の安定」「精神の安定」「自己実現」。それらについて語るブログです。

その習慣、変えられますか?

私は、数日前に、職場で、自分の荷物が置いてある場所を変えました。

 

以前は、扉を入って「右側」に置いていましたが、今度は、扉を入って「左側」に置くようにしました。

 

でも、まだ慣れていないので、急いでいるときは、つい、扉を入ったら右側に進んでしまいます。

 

「おっといけねぇ」と思って、新しく荷物を置くようにした「左側」に進んで行くということを、何度か繰り返しています。

 

 

しばらくの間は、このようなことを繰り返すことになるでしょう。

 

これは、「扉を入ったら右に進む」という行動が「習慣化」されているため、そうなってしまうのです。

 

 

 

人間の多くの行動は、「習慣化」しています。

 

「朝起きた直後の行動」「歯を磨く時、どこから磨くか」「職場に向かう道順」「人に説明するときの説明の仕方」「情報を収集する媒体」「異性にアプロ―チするときの方法」「問題が起きたときに対処する方法」等々。

 

それらは、基本的に、毎回同じですが、それは、「習慣化」されているということです。

 

 

「習慣化」されることには、メリットがあります。

 

「習慣化」されると、意識しなくても毎回同じ行動ができるので、考えて行なう必要がありません。

 

そして、それができるので、それをしながら別のことを考えたり、スマホをいじったりと、別のことを行なうことができます。

 

これはメリットだと言えます。

 

 

ですが「習慣化」されることには、デメリットもあります。

 

デメリットは、自己変革や、自己実現の妨げになることです。

 

 

自己変革や自己実現をするためには、自分を変える必要がありますが、中でも、「習慣を変える」というのは、とても重要なことの一つです。

 

自己変革や自己実現をするためには、「朝起きる時間」「作業に取り組む態度」「空き時間の活用の仕方」「人との接し方」「情報収集の仕方」、その他いろいろな「習慣」を自己変革や自己実現につながるものに変える必要があります。

 

ですが、「習慣化」されていると、それを変えるのは簡単ではありません。

 

「右に進む習慣」を「左に進む習慣」に変える程度のことなら、意識しなくても時間とともに変わっていきます。

 

ですが、例えば、「今まで、周りの人に対してテキトーに接していたのを、ちゃんと接するようにする」「空き時間に、たいして興味のない動画を見たり、ゲームをしたり、ニュースを見たりする習慣を変える」「普段見ているニュース等の情報媒体を見るのをやめ、別の媒体から情報を収集する」「夕食後の晩酌の習慣を変える」等は簡単ではありません。

 

なぜなら、今の「習慣」が、コンフォートゾーンになっているからです。つまり、心地いい状態になっているからです。

 

これは、無意識のレベルで、今の「習慣」を維持する働きがあるということなので、そのような「習慣」を変えるのは簡単ではないのです。

 

 

そこで、私のコーチングでは、アファメーション、ビジュアライゼーション、セルフトークのコントロールを行なって、「習慣」を変えます。

 

 

新しい「習慣」を身に付けた自分をイメージしてください。

 

そして、その自分の方が、今の自分よりも心地いい、気分がいい、最高だと思うようにしてください。

 

これは、コンフォートゾーンをずらすということですが、これがしっかり行なわれると、自然と「習慣」が変わっていきます。

 

まず、自己イメージを変える。そのあと行動を変える。

 

一生懸命頑張っても、あまり効果はありません。一時的に変わることができても、しばらくすると、元に戻ることが多いです。

 

なぜなら、コンフォートゾーンが、今の自分にあるからです。

 

人間は、自己イメージが変われば、自然と行動も変わっていくのです。