こんにちは、プロコーチの伊藤豪です。
4月になり、令和4年度になりました。
会社などでは、すでに新しい目標があり、それを達成するための活動をしていることと思います。
ゴール設定という発想で言うと、新しいゴールを設定し、そのゴール達成のために活動をしているということです。
ゴール(目的)を設定することは、とても重要です。
なぜなら、ゴール(目標)がなかったら、今やっていることを続けても、最終的にどのような状態になるかが分かりませんし、毎日を、ただ何となく過ごすことになるからです。
ですが、ゴール(目標)があれば、最終的にどのような状態になるのかが分かりますし、そこから逆算して、今やるべきことも明確になります。
会社は、利益を出し続ける必要がありますが、日々の活動を、ただ何となく繰り返していたら、いずれ、利益を出せなくなり、会社を存続させることができなくなります。
そのために、しっかりとした目標設定が必要になるのです。
会社の目的は、利益を上げること、利益を出し続けることというように分かり易いので、ゴール(目標)を設定するのは、それほど難しくないですが、人生のゴール(目標)は、少し難しいかもしれません。
TICEコーチングには、ゴール設定のルールがあります。
1本心から望むゴールであること
2現状の外側に設定すること(できるだけ大きいゴールを設定すること)
3人生の各方面にバランスよくゴールを設定すること
この3つです。
本心から望むゴールを設定するというのは、世間の目を気にしたり、親や誰かに言われたりしたから設定するというように、本心から望んでいないことをゴール(目標)に設定した場合、たとえ、それが達成できたとしても、幸せを感じることができないからです。
また、それ以前に、いまいちやる気が出ないので、それを達成することができない場合が多いからです。
現状の外側に設定する(できるだけ大きいゴールを設定する)というのは、小さいゴールを設定すると、今の知識、今の習慣、今の生活、今の自分を変える必要がほとんどないので、逆に、今の自分にとらわれて、変化することが難しくなるからです。
理想は、できるだけ大きなゴールを設定し、そこから逆算して、そこに向かうための通過地点のゴールを設定し、それをクリアしながら、最終的なゴールにたどり着くことです。
人生の各方面にバランスよくゴールを設定するとは、仕事、家族、趣味、生涯学習、地域社会、人間関係等、いくつかの方面に、バランスよくゴールを設定するということです。
例えば、仕事は人生を構成する大切な要素ですが、人生そのものではないので、仕事のゴールしか設定していなかったら、「仕事のゴールは達成したけど、なんだか人生がつまらない、幸福を感じることができない」ということが起こってしまいます。
基本的に、全ての人は、幸せを求めているのですから、自分が考える「幸せな人生」を考え、それを構成するいくつかの要素を挙げ、それぞれにゴールを設定し、それらすべてを達成するようにした方がいいのです。
さて、これらが、TICEコーチングにおけるゴール設定の3つのルールなので、これらを意識して、令和4年度のゴールを設定してみましょう。
ゴール(目的、目標)を設定しないと、ただなんとなく毎日を過ごすことになるので、今年度が終わる頃も、今とほとんど変わらない生活を送っていることになるでしょう。
ゴールをしっかり設定するからこそ、人生は変化していくのです。
ゴール設定をしたことがなく、いまいち面倒くさいと思っている人は、何か一つでもいいので、ゴールを設定してみてください。
趣味、スキルアップ、知識を増やす、人間関係の改善、人脈を広げる等なんでもいいので、試しに、それをゴールに設定し、それを達成している状態を明確にイメージし、自分はそれができる人間だと強く思ってください。
そして、それができるようになって、とてもうれしい、そんな毎日がとても楽しい、そんな人生がとても楽しい、そんな自分が大好きだと、強く思ってください。
そのようなイメージをしっかり持つことができれば、あなたは、次第にその状態に変わっている自分を、実感することになるでしょう。
ゴールを上手に設定して、より楽しい人生を歩んでいきましょう。